「タバコのみの歯磨スモカ」をキャッチフレーズに、現代日本の元祖コピーライター・片岡敏郎の斬新な広告でその名を知られるようになったスモカ歯磨。その製造販売を行う「スモカ歯磨株式会社」は創業から70余年、大阪市 西淀川区に本社を置き、歯磨一筋の専業メーカーとして実績を積んできた。
ユニークな広告と商法で一世を風靡したことは伝説として語り継がれているが、現在は「オンリーワンこだわりの歯磨」を指針として、高効率・高付加価値の「OEMM歯磨剤(他社ブランド)」の製造と研究開発に力を傾け続けている。
特に21世紀に入ってからのスモカは、時代の変化に即応して隠れたニーズに目を凝らし、顧客の心のつぶやきに耳を傾ける・・・ユーザー本位の「明日のオーラルケア」を目指し、新たな需要・市場にも対応している。そして同時に今後も予想される厳しい環境に耐え得る強固な経営基盤を築くために、より一層の経営の強化と効率化を図っている最中だ。
‘歯磨き剤’ カテゴリーのアーカイブ
OEMのスモカ歯磨
コピーライター片岡敏郎とスモカ歯磨株式会社
大正14年(1925年)、「スモカ歯磨」は株式会社寿屋(現サントリー株式会社)内において創製発売された。当時はまだ紙袋入りの粉歯磨が全盛の時代。そこに、斬新な潤製丸缶入り高級歯磨を「タバコのみの歯磨スモカ」として市場に送り出し、全国の煙草屋で販売するという斬新な戦略がヒットし、一躍脚光を浴びた。このときの広告企画立案者は、寿屋~スモカ歯磨に亘って縦横に活躍した、わが国広告界の鬼才であり、現代日本の元祖コピーライターと言われる「片岡敏郎」である。
かつて「広告批評」の編集長を務め、広告評論家として活躍している天野祐吉氏は、この片岡敏郎の業績を絶賛し、みずからの手で「スモカ広告全集」を製作。1985年、マドラ出版から発売した。その巨大なサイコロの様な本に納められた、片岡によるスモカのユーモアあふれる広告は、いまも色あせない輝きを放っている。
この歯磨が大ヒットとなり、昭和7年(1932年) 寿屋よりスモカ歯磨部門を分離譲受けて、新会社「株式会社寿毛加社」、つまり現在の「スモカ歯磨株式会社」が創立されたのである。
新しい商品でマーケット自体を創造するサンギ
「天の時、地の利、人の和」という孟子の“三儀”から取ったという社名「サンギ」。世界でも有数の高機能薬用歯みがき剤「アパガード」を販売するサンギが研究開発型の企業であることは、その特許の数からも分かる。これまで30年以上に及ぶ期間に取得した特許は50に及び、そのほか申請中の案件は60以上にのぼっている。そして、「かたよらず、こだわらず、とらわれず」をモットーとし、この技術力・開発力を基軸にして、柔軟かつ大胆な発想で商品と市場を創出することを目指している。
研究開発に主軸を置くサンギは業績・業務にこだわらず、既成概念にとらわれず、新たな市場を創出する独創的なアイデアやコンセプトそのものの開発を重視している。そのため、委託製造を中心とし、原則として研究のフットワークを重くする製造設備をもたないファブレス体制を志向。こうした企業形態をサンギは自ら「フレックスウェア企業」と名付けており、全く新しい商品でマーケット自体を創造しようとしているのだ。
現在の主な研究テーマは、歯みがき剤その他消費者用の口腔衛生用製品 、歯科従事者用の歯科材や新治療剤 、 抗菌剤及び応用製品 、 製ガン剤などの基礎研究及びHAPを活用したDDSキャリアーの開発 、環境触媒の研究開発(エタノール・ケミストリーによる炭素循環社会を目指す) など。フレキシブルな発想と企業形態でサンギは挑戦を続けている。
歯を科学するサンギの開発能力
株式会社サンギは、バイオマテリアルでリン酸カルシウムの一種「ハイドロキシアパタイト」を基軸に商品=歯磨き粉を開発・販売している「アパタイトカンパニー」である。設立は1974年。その4年後の1978年に世界で初めてエナメル質を修復するアパタイト歯みがき剤の開発に成功した。それ以来、この分野の応用研究・開発において常にトップランナーとして独走を続けている。
薬用歯みがき剤「アパガード」に配合された独自成分は、3つの作用によって、むし歯を防ぐ「薬用ハイドロキシアパタイト」として1993年に公的に認可された。そして、さらなる開発を重ね、2004年の春には世界初のナノテク歯みがきを市場にリリースすることに成功したのである。
ハイドロキシアパタイトをベースにした商品として、サンギは歯みがき剤以外に、口腔機能性食品の原料や、アパタイト銀系などの抗菌剤を、開発・販売している。また、むし歯菌除去システム用、様々な薬物の効果を上げ、副作用が緩和できるDDS(ドラッグデリバリーシステム)の材料や、エタノールをガソリンに転化する触媒なども現在、開発中だ。
薬用歯みがき剤アパガードと株式会社サンギ
歯は普段、私たちが思っている以上に重要な身体機関であり、その貴重性は年齢を重ねるごとに増してくる。近年の健康に関する研究からも明らかにされているが「歯で噛む、咀嚼する」という行為は消化器官はもとより、脳の機能にも大きな影響を及ぼしている。 子供なら心身の生育に、高齢者ならいかに消化器官や脳機能の衰えを予防するかといったことは、実は歯に掛かっていると言っても言い過ぎではないのだ。
そしてまた、矯正歯科が増えていることからもお分かりのように、顔・表情のイメージ作りにも歯は重大な影響力を及ぼしている。
単に虫歯や歯槽膿漏の問題だけでなく、からだ全体の健康・美容に、実は深く幅広い関連性を持つ歯。こうした認識が次第に浸透してきており、日常生活における歯磨き・オーラルケアの重要性にも注目が集まることが多くなってきた。そこで多くの人たちが良質な薬用歯みがき剤として認め、購入しているのが「アパガード」だ。株式会社社サンギは、この商品を研究開発し、販売を行っている会社である。